Seeing is not enough;

撮影するものを感じなければならない。

朝陽

夜明け前が一番暗い 厚い雲を掻き分けて日が昇る
夜の帳の中 見上げる程の山が君を拒む

進み続けて長い夜が明けた 眼に沁み込む朝陽だ

これからも君の人生は続くし 僕もそう
この夜明けを迎えたことは 大きい財産になる

良い年にしようぜ

RICOH GR III
ISO200, 18.3mm, f/5.6, 1/640

君の人生に幸がありますように

弟が精神的に参っているらしい 歳はそれほど離れていないけれど
自分とは全く環境が異なる世界で 全てを上手く良くやっているように見えた

昔から外面が良かったように思う 方方に愛想良く気を回していた
そのせいか 過酷な環境で過度なプレッシャーやストレスを与え続けても
乗り越えていけると思われていたのかな

弟と僕の仲は悪くない 他愛無い話はするけど干渉はしない そんな関係性
優秀な弟だから なんとか折り合いをつけてやっていくんだろうと
のほほんと構えていたが いよいよダメらしい

昨日電話があった
会って話がしたいと 僕の人生経験や人生観を聞きたいと
僕で良ければ何でもするさ そう答えたし 全くそう思っている

これから僕にできること

彼が望んでいる 自分の拙い人生経験や人生観を話す事ももちろんだし

兄である僕より大きな背中を丸めて
皆に迷惑をかけていると悩んでいる彼に全く以て大丈夫だと伝えること
心配ない 生きていてくれるだけで僕は嬉しいんだと伝えること

ここまで散々頑張ってきた弟の話をよく聞いてあげること
よく頑張ったねと褒めてあげること

今彼に覆い被さろうとしている絶望・不安を理解してあげること

彼を悩ませているものを一緒に見つけ 理解できるよう解きほぐすこと
どうしていきたいかを一緒に考え それに対して惜しみない助力をすること

今君は暗闇の中にいて 味わったことのない深い絶望や挫折感に苛まれている
この経験が そういう時期もあったよねと 笑って話せる時が来ますように

その暗闇を抜けたら 雲ひとつ無い青空が無限に広がって
自分には何でもできる そのチャンスがある 生きててよかったと思えますように

君の人生にこれからもっと多くの幸がありますように


RICOH GR III
ISO 100, 18.3mm, f/5.6, 1/1000

わた雲とプードル

夏ってやたらめったら暑くて嫌い ベタつくのも躊躇わず海に
青という括りでは表現できない海と空の色 雲が空を滑ってる

夏の雲は好き モコモコしてて プードルみたいだと思うから
そんなことばかり考えながら 岸壁でアイスをほうばっている


RICOH GR III
ISO 100, 18.3mm, f/5.6, 1/800

微熱

微熱が続いている 流行病の検査もネガティブだし 原因不明 
週末はずっと寝床でゴロゴロしてて 飯も食う気が起こらない 
気力も全く湧いてず 月曜日 微熱 37.1度の憂鬱とUnknown 


RICOH GR III
ISO 640, 18.3mm, f/2.8, 1/60

光に辿り着く前に

違和感を感じて足が止まったものをそのまま撮った写真の方が 自分に刺さる

この写真は恋人と京都に旅行に行ったときに お目当ての美術館に行く途中で
妙なざわつきがあってカメラをかまえた 民家の奥には光がさしているけれど
手前だけはやたら暗くて足を踏み入れると どこかに引っ張られそうな雰囲気

恋人には止めときなって言われたけど えへへーと誤魔化しつつ シャッター


RICOH GR III
ISO 200, 18.3 mm, f/3.5, 1/200